【総額数百億円 !? 】トレジャーハンターの現実と年収に迫る！

2024年6月8日

トレジャーハンターという職業は、ロマン溢れるイメージがある一方で、その実態や年収についてはあまり知られていません。

本記事では、リアルなトレジャーハンターの年収や仕事内容、世界や日本で成功しているトレジャーハンターの功績と彼らの年収、そしてトレジャーハンターの今後の展望について詳しく解説します。

この記事を通して、トレジャーハンターという職業の魅力や課題を知り、成功への道を探りましょう。

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トレジャーハンターの年収と現実

トレジャーハンターの年収や仕事内容については、一般的な情報があまり知られていないため、そのリアルな姿を探ることが重要です。

まずトレジャーハンターの仕事の現実を紐解くために、求人情報や正社員採用の実情を調査します。次に、トレジャーハンター企業、特に株式会社での働き方や年収について解説します。

そして、職員としてのトレジャーハンターの仕事の魅力や課題についても深堀りしていきます。この部分を通じて、トレジャーハンターとして働く現実を理解し、その職業への理解を深めましょう。

トレジャーハンターの仕事の現実①　正社員採用はほとんどない

トレジャーハンターは正社員として雇用されている方はほぼおらず、ほとんどがフリーランスや副業としてトレジャーハンターをしています。

トレジャーハンターとしての正社員採用はありませんが、最近ではトレジャーハントにまつわる協会など、トレジャーハンターを応援する会社や組織であれば正社員として働ける可能性があります。

また普段は大学や研究所の研究員として働きつつ、副業で発掘調査チームの一員として活動しているトレジャーハンターもいるので、トレジャーハンターの知見や経験を本業に活かしている方もいるようです。

トレジャーハンターの仕事の現実②　年収は発見した国によって違う

トレジャーハンターは年収という定義がなく、多くが成果報酬型です。また発見した国によって、報酬の考え方も異なります。

イギリス

財宝法により、300年以上前の財宝はすべて王室所有となる。発見後は発見者が行政に届出を出すことが義務付けられている。王室所有となった財宝は、博物館などに売られ、その売上金額を発見者および財宝を発見した土地の所有者で折半する。

例）100億円の財宝を発見した場合、王室から博物館に70億円で売られ、トレジャーハンターに入ってくるのは35億円となる。

日本

民法により、財宝は『遺失物（＝落とし物）』扱いとなる。発見後は発見者が警察に届出を出し、所有者が6ヶ月間現れなかった場合、発見者が財宝の所有者となる。ただし、他人の所有する物（例えば土地など）で発見した場合は、発見者と他人が等しい割合で分配する。

例）100億円の財宝を発見した場合、6ヶ月間所有者が現れなかった場合、トレジャーハンターに入ってくるのは100億円となる。

このように国によって財宝の取り扱いが異なり、トレジャーハンターの報酬も大きく変わってきます。

トレジャーハンターの仕事の現実③　トレジャーハンターは地道な仕事

トレジャーハンターの主な仕事は、財宝や遺産の探索、発掘です。

常日頃から新しい情報をキャッチし、どんなところに財宝が眠っているのか予測しながら捜索をします。捜索においても単純な捜索ではなく、発掘や海底調査といった専門性が求められることが多いです。

最初の捜索で財宝を見つけられる可能性は薄く、何度もアタックしなが情報を組み合わせることで、財宝の発見につながっていることがほとんど。

華やかで魅力的な仕事の裏側は、トライアンドエラーの連続なんです。

【トレジャーハンター】過去日本国内で発見された財宝

日本国内でも、徳川の埋蔵金伝説にはじまり、多くの財宝のウワサがあります。

偶発的な出来事により発見された財宝が多く、発見情報が流れるたびにトレジャーハンターの心を奪ってきました。

これまで、日本国内で発見された財宝はこちら。

年代	場所	発見したもの	発見者
大正14年	徳島県阿南市沖合い	小判を30枚以上、金の延べ板	漁師
昭和32年	東京都伊豆大島沖合い	小判90枚、一分金43枚	漁師
昭和36年	山形県最上川中流	小判23枚、同時代の二分金９枚、二朱銀約300枚	小学生
昭和38年	東京都中央区ビル改築工事現場	天保小判1900枚、天保二朱金約7万8000枚（国内最高額約6,000万）	工事担当者
昭和39年	東京都江東区有明の埋立地	小判35枚	中学生

この他にも40件以上もの財宝が発見されていますが、有名な『徳川の埋蔵金』や『武田信玄の埋蔵金』、『旧日本軍の隠匿財宝』といった有名な財宝は見つかっておらず、金銀財宝を求めて多くのトレジャハンターが活動しています。

活躍しているトレジャーハンターたち

世界および日本におけるトレジャーハンターの実情を調査し、実際にどのような宝を見つけたのかも合わせて紹介します。

活躍している世界中のトレジャーハンター

沈没船から480億の金銀財宝｜メル・フィッシャー
海賊王の宝を発見｜バリー・クリフォード
埋蔵金探しの第一人者｜八重野充弘

沈没船から480億の発見｜メル・フィッシャー

名前	メル・フィッシャー（Mel Fisher）
生年月日	1922年 – 1998年（享年76歳）
出身地	アメリカ合衆国
実績	スペイン沈没船の発見

メル・フィッシャーは、アメリカの海洋探検家であり、宝探しのパイオニアとして知られています。彼は、沈没した船から財宝を回収することに情熱を持ち、その功績で名を馳せました。

彼の最も有名な発見は、1622年にハリケーンで沈んだスペインのガレオン船『ヌエストラ・セニョーラ・デ・アトーチャ（Nuestra Señora de Atocha）』でした。同船は、豊富な財宝や金銀、貴重な宝石を積んでいたことで知られており、フィッシャーは長年にわたってその船を探していました。

1985年、フィッシャーと彼のチームはついにアトーチャ号の財宝を発見しました。それは、4億ドル以上の価値があると見積もられる金貨、銀貨、宝石、歴史的品々でした。この発見は、宝探しの歴史において最も成功した例のひとつとされています。

メル・フィッシャーは、彼の成功を通じて、「夢を追い求めることの重要性」と「あきらめない精神」を世界に示しました。彼は1998年に亡くなりましたが、彼の遺産は現代の宝探しや海洋探検に大きな影響を与えています。

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海賊王の宝を発見｜バリー・クリフォード

名前	バリー・クリフォード（Barry Clifford）
生年月日	1945年 –
出身地	アメリカ合衆国
実績	海賊船の発見

バリー・クリフォードは、アメリカの海洋探検家であり、トレジャーハンターとしても知られています。彼は、沈没船から財宝を探すことに情熱を持ち、多くの重要な発見を行いました。

彼の最も有名な発見は、1717年に沈没した海賊船『ホワイダッハ・ガリー（Whydah Gally）』です。バリー・クリフォードと彼のチームは、1984年にマサチューセッツ州ケープコッド沖でホワイダッハ・ガリーの残骸を発見しました。この発見は、アメリカ合衆国で初めて確認された海賊船の沈没船でした。

ホワイダッハ・ガリーは、18世紀初頭に活躍した海賊「ブラック・サム」ことサミュエル・ベラミー（Samuel Bellamy）の船として知られています。船からは、金貨、銀貨、武器、そして歴史的価値のある品々が発見されました。これらの発見は、海賊の歴史や当時の船舶技術に関する研究に非常に貴重な情報を提供しています。

バリー・クリフォードは、その後も多くの海洋考古学プロジェクトに関与し、新たな財宝や沈没船の発見に貢献しています。彼の努力は、海洋考古学や歴史的な宝探しにおいて大きな影響を与え、新たな発見や知識の拡大につながっています。