日本人は参加できない?完全非公開のビルダーバーグ会議とは

この会議は1954年から毎年開催されており、世界的な影響力を持つ人々や企業の代表などが集まって、世界で起きているさまざまな問題を解決するために完全非公開で討議が行われているのです。

会議の主催者は外交問題評議会と王立国際問題研究所ということになっていて、政治経済や環境問題などが議題とされていますが、具体的な内容は非公開のためわかっていません。

それゆえ、さまざまな憶測がなされており、一部の人の間では、秘密結社イルミナティの中枢という噂もあり………真偽の程は明らかにされておりません。

そんな謎に包まれた会議は果たして、世界においてどのような役割を果たしているのか、考察していきましょう。

(スポンサーリンク)

目次

ビルダーバーグ会議とは

1954年に初めて開催されたこの会議は、オランダのビルダーバーグホテルで行われたことからその名前で呼ばれるようになりました。

ビルダーバーグ会議は毎年1回開催され、参加者は約130〜150人ほど

主に北米とヨーロッパ諸国からの政治家、官僚、企業・金融機関の代表、財団のメンバー、王族、貴族などが出席し政治、経済、環境問題など多岐にわたるテーマについて討議されます。

世界中の重要人物が集まる会議

ビルダーバーグ会議は、世界的な影響力を持つ人物や機関の代表が毎年1回集まり、非公開で討議を行う秘密会議です。

この会議は、政治家、経済界のリーダー、官僚、学者、ジャーナリストなど幅広いバックグラウンドを持つ人々が参加します。

北米とヨーロッパ諸国を中心に多くを占めますが、世界各地から選ばれた約130〜150人の参加者が集まり、自身の専門知識や経験を活かして、世界の重要問題について議論します。

政治家や官僚、多国籍企業や金融機関、財団の代表、ヨーロッパの王族や貴族など、さまざまな分野からの専門家が参加し、様々な視点や意見が交わされます。

会議の内容は完全非公開

ビルダーバーグ会議は、政治、経済、社会、環境などの幅広いテーマにわたって討議が行われますが、会議のテーマや議題は非公開であり、会議の秘密性が保たれます。

そのため、具体的な討議内容や発言は会議後に明らかにされることはほとんどありません。

この会議が重要なのは、異なるバックグラウンドや専門分野を持つ参加者が集まり、世界の重要問題について建設的な討議が行われることです。

参加者は互いの視点や意見を共有し、問題の本質を深く理解し、持続可能な解決策を模索します。

ビルダーバーグ会議に日本人が参加できない理由

ビルダーバーグ会議は日本人の参加が認められていません

まず考えられる理由の一つは、参加者の選定基準です。

会議の参加者は、世界的な影響力を持つ人々で構成されており、日本から参加する人物がビルダーバーグ会議の参加基準を満たしていない可能性が考えられます。

さらに、ビルダーバーグ会議は北米とヨーロッパ諸国を中心に開催される傾向があり、参加者の多くがこれらの地域から選ばれていることも日本人の参加が制限される理由の一つかもしれません。

日本は世界的な経済大国であり影響力を持ってますが、ビルダーバーグ会議に参加することでどのような影響を与えるのかは明確ではなく、日本の政府や関係機関がビルダーバーグ会議への参加を制限している可能性もあるでしょう。

ビルダーバーグ会議に参加したといわれる有名人

名前実績功績
ベアトリクス女王前オランダ女王
ウィレム=アレクサンダー 現オランダ国王
チャールズ3世 現イギリス国王
フィリップ国王ベルギー国王 
フアン・カルロス1世 前スペイン国王
ソフィア・デ・グレシア 前スペイン王妃 
ハーラル5世 ノルウェー国王
ホーコン王太子 、 ノルウェー王太子
ジャン大公 前ルクセンブルク大公
カール16世グスタフ スウェーデン国王
アンリ・ド・ラボルド・ド・モンペザ デンマーク女王マルグレーテ2世王配 
アクセル デンマーク王子
ハンス・アダム2世 リヒテンシュタイン公 
ピエトロ・パロリン枢機卿 バチカン市国国務長官 
クラウス・フォン・アムスベルク ベアトリクス女王王配
バラク・オバマ元アメリカ大統領

ビルダーバーグ会議の頻度と開催地

開催年開催地
1954年オランダ・オーステルベークのビルダーバーグホテル
1955年西ドイツ・ガルミッシュ=パルテンキルヒェン
1956年デンマーク
1957年アメリカ合衆国・ジョージア州セントサイモン島
1957年イタリア・ラツィオ州フィウッジ
1958年イギリス・ダービーシャーバクストン
1959年トルコ・イスタンブール
1960年スイス・ニトヴァルデン準州ビュルゲンシュトック、パレスホテル
1961年カナダ・ケベック州
1962年スウェーデン・サルショバーデン
1963年フランス・カンヌ
1964年アメリカ合衆国・バージニア州ウィリアムズバーグ
1965年イタリア・ロンバルディア州チェルノッビオ
1966年西ドイツ・ヴィースバーデン
1967年イギリス・ケンブリッジ
1968年カナダ・ケベック州モントランブラン
1969年デンマーク・ヘルシンゲル
1970年スイス
1971年アメリカ合衆国・バーモント州ウッドストック
1972年ベルギー・クノック
1973年スウェーデン
1974年フランス・オート=サヴォワ県メジェーヴ
1975年トルコ・イズミル
1976年ロッキード事件のため中止
1977年イギリス・デヴォン州トーキー
1978年アメリカ合衆国・ニュージャージー州プリンストン
1979年オーストリア・バーデン・バイ・ウィーン
1980年西ドイツ・アーヘン
1981年スイス・ニトヴァルデン準州ビュルゲンシュトック、パレスホテル
1982年ノルウェー・ヴェストフォル県サンデフィヨルド
1983年カナダ・ケベック州モンテベロ
1984年スウェーデン・サルショバーデン
1985年アメリカ合衆国・ニューヨーク
1986年イギリス・スコットランド、グレンイーグルス
1997年アメリカ合衆国・ジョージア州レイク・レイニエ
1998年イギリス・スコットランド、ターンベリー
2000年ベルギー、ブリュッセル郊外
2001年スウェーデン ステヌングスンドホテル ステヌングスンド
2002年アメリカ合衆国・バージニア州チャンティリー
2003年フランス・ベルサイユ
2004年イタリア・ピエモンテ州ストレーザ
2005年ドイツ・ロッタッハエゲルン
2006年カナダ・オンタリオ州オタワ郊外カナタ、ブルックストリートホテル
2007年トルコ・イスタンブール、リッツ・カールトンホテル
2008年アメリカ合衆国・バージニア州チャンティリー
2009年ギリシア・アテネ
2010年スペイン・シッチェス ホテルドルチェ シッチェス
2011年スイス・サンモリッツ、スヴレッタ・ハウス
2012年アメリカ合衆国・バージニア州チャンティリー、ウエストフィールズ・マリオットホテル
2013年イギリス・ワットフォード、グローブホテル
2014年デンマーク・コペンハーゲン、マリオットホテル
2015年オーストリア・チロル テルフス、インターアルペン ホテル・チロル
2016年ドイツ・ドレスデン ホテル タッシェンベルクパレス ケンピンスキー
2017年アメリカ合衆国・バージニア州チャンティリー ウエストフィールズ・マリオットホテル
2018年イタリア・トリノ NHトリノ リンゴットコングレス
2019年スイス・モントルー ホテル・モントルー パレス
2020年(COVID-19に関する一連の騒動で中止)
2021年(2020年から続くCOVID-19で同じく中止)
2022年アメリカ合衆国 ワシントンD.C. マンダリン オリエンタル ワシントン DC
2023年ポルトガル リスボン ペスターナ パレス ホテル

ビルダーバーグ会議に関するよくある疑問

ビルダーバーグ会議に関するよくある質問をまとめました。

なんで完全非公開なの?

ビルダーバーグ会議の完全非公開性は、自由な意見交換、プライバシーの保護、報道や政治的な影響の回避、安定した環境での討議を目的としています。

これにより、参加者は真剣に問題に取り組み、長期的な解決策や戦略を模索することができるのですが、参加者リストや一部の議題が公開されるなど、一定の透明性が保たれていることにも注意が必要です。

何を話し合っているの?

ビルダーバーグ会議では、参加者が世界の重要な問題について討議されると言われていますが、内容が完全に非公開なので、実際にどんなことが話し合われている話し合われているのかは分かりません。

まず、政治に関しては、国際関係や地域の安全保障、紛争やテロリズムの問題、グローバルな政治の動向などが討議の対象になると思われ、経済に関しては、世界経済の動向や金融市場の安定性、貿易の促進、経済成長の推進などが話し合われると思われます。

社会に関しては、教育、健康、格差の是正、社会的課題の解決などが討議の対象となるでしょう。

社会の発展や人々の福祉を向上させるための政策やイノベーションについて意見を交換し、具体的なアクションプランを検討することが重要です。

そのほか、環境に関しては、気候変動、エネルギー政策、自然資源の管理、持続可能な開発などが議論されるでしょうし、グローバルな視点からのアクションを模索することが期待されます。

日本人は将来参加できるようになる?

日本人が将来参加できる可能性はあります。

ビルダーバーグ会議は世界の有識者が集められた会議ですので、日本の経済力とグローバルな影響力が増せば、将来的には招集されるでしょう。

世界有数の経済大国である日本の経済の発展や国際的な関与の拡大によって、日本人の参加が求められるようになる可能性があります。

また、日本の外交政策や国内事情も参加の可能性に影響を与える要素となります。

政府や関係機関がビルダーバーグ会議への参加を積極的に支援し、日本の利益や戦略に寄与すると判断すれば、日本人の参加が増える可能性があります。

ビルダーバーグ会議の謎は深まるばかり

ビルダーバーグ会議は、裏で世界を操る影のサミットとも称され、オイルショックの計画がこの会議で決まったと言われています。

ビルダーバーグ会議には秘密性が求められており、そのためにさまざまな陰謀論や噂が広まっています。

ただし、公式には政治や経済の議論を目的とした非公開の会議であり、陰謀的な活動を行っているという確たる証拠は存在しません。

ビルダーバーグ会議が持つ影響力や意義については様々な議論がありますが、その真相は会議の非公開性ゆえに明確には分かっていないというのが、実際のところです

(スポンサーリンク)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次