事件簿4 アンドレイ・チカチーロ|ロストフの虐殺者
ロストフの切り裂き魔の異名を持つ連続殺人犯がアンドレイ・チカチーロです。
犠牲者は子供や女性がほとんどで体を切り刻み、切断し、両目を刳りぬき、挙句の果てには体の一部を喰らったとされています。
チカチーロはインポテンツに悩まされており、大きなコンプレックスを抱いていました。
そんなチカチーロは結婚して教師になると、女子生徒に性的暴行を繰り返したのです。
チカチーロはついに少女を連れ去り、体を切り刻んで殺害してしまいました。
その中で大きな性的興奮を感じて、少女を刺している最中に射精したのです。
他人を刺して性的興奮を感じる経験を経て、チカチーロは次々と多くの人を襲いました。
単に犠牲者を刺したり切り裂いたりするだけではなく、犠牲者の性器や乳首などを噛みちぎり、飲み込んだそうです。
犠牲者は女性だけではなく男性もいて、殺害した男性の睾丸を口の中でしゃぶったとも告白しています。
最終的には犠牲者は50人以上に達しました。
異常な状況でしか性的興奮を感じない男がカニバリズムに目覚めてしまった事件です。
事件簿5 ジェフリー・ダーマー|ミルウォーキーの食人鬼
ミルウォーキーの食人鬼の異名を持つ連続殺人犯がジェフリー・ダーマーです。
1978年から1991年にかけて17人の青少年を殺害しました。
絞殺した後で屍姦や死体切断、さらには人肉食を行い、全米を震撼させた猟奇的殺人犯です。
複雑な家庭環境で育ち18歳で天涯孤独の身となったジェフリーは18歳で自身がゲイだと自覚し、とあるヒッチハイカーに一目惚れをしました。
彼を自宅へ誘い、帰したくなかったためにダンベルで殴って気絶させ、絞殺したのです。
その後で屍姦を行い、死体を切断しました。
そこから、次々と青少年を殺害し、ついにはカニバリズムに目覚めました。
普通の社会生活を送ることすら困難になり、最終的には捕まりました。
冷蔵庫に人肉が保存され、他に食料らしきものはなく、人肉を食べて暮らしていたことが発覚しています。
2022年にはジェフリーを題材としたドラマがNetflixで配信され、今でも注目されているカニバリズム事件です。
事件簿6 ドミトリー・バクシェーエフ夫妻|人肉をミートパイにする凶行
ドミトリー・バクシェーエフ夫妻はロシアで18年間にわたり30人以上を殺害して人肉を食べた人食い夫婦です。
夫婦はロシアのクラスノダールにある士官学校の寄宿舎で生活をしていました。
ドミトリーはロシアの空軍士官学校に勤めていて、ナタリアは看護師をしていました。
二人は鎮静剤で被害者を眠らせてから殺害しました。
逮捕後の捜査では、遺体を材料にしてミートパイにして、士官学校の生徒に販売して食べさせていたことが発覚しています。
ナタリアは副業としてミートパイを作って飲食店に卸していました。
複数の飲食店に人肉を売り込んでいたことが明らかになり、ロシア全土を震撼させました。
30人以上を夫婦で殺害してカニバリズムをしていただけではなく、それを不特定多数の人に販売して食べさせていたことから、史上類を見ない猟奇事件として注目されたのです。
事件簿7 マステン・ワンジャラ|少年の生き血を啜る現代の吸血鬼
ケニアで10人以上の子供を殺して生き血を啜っていたことから「血に飢えた吸血鬼」という異名を持つのがマステン・ワンジャラです。
2001年に生まれ、小学校の頃に家出をしました。
その後、ケニアでは子供が行方不明になる事件が多発し、ワンジャラが容疑者となり逮捕されたのです。
ワンジャラは子供たちにサッカーを教えることを装って近づいて殺害し、血を飲んでいたことが判明しました。
中には子供の親に身代金を要求するケースもありました。
その後、ケニアを震撼させたワンジャラは勾留先から逃亡したため、警察が報奨金を出す事態に発展します。
ワンジャらは故郷に戻ったところを地元の住人に気づかれ逃走しました。
最終的には地元の住人に集団でリンチを受けて死亡します。
結局、法廷で裁かれることがなかったため、ワンジャラの犯行に関する詳しい動機は闇に葬られました。
幼少期に家出をしてから成長して犯行に至るまでの生い立ちは謎のままです。