西洋版コックリさんとも言われる『ウィジャ招霊術』は、その凶悪さから失神や痙攣を引き起こしてしまう人がいます。
本記事では、そんなウィジャ招霊術について詳しく解説します。
西洋版コックリさん『ウィジャ招霊術』とは
ウィジャ招霊術とはウィジャボードを使った招霊術のこと。
西洋版コックリさんといわれるウィジャ招霊術の歴史とやり方について簡単に解説します。
ウィジャ招霊術の歴史
ウィジャ招霊術はウィジャボードを用いて死者と交信するための降霊術のことです。
ウィジャ招霊術はテーブルターニングと呼ばれることもあります。テーブルターニングとは、数人がテーブルを囲んで手を乗せると、テーブルが勝手に傾いたり移動したりすることです。
テーブルターニングは、テーブルが動くかどうかで「はい」「いいえ」の答えがわかるものと解釈されました。
その後、テーブルターニングは、やがてウィジャボードを用いて行われるようになり、これが現在のウィジャ招霊術の起源とされています。
ウィジャボードは1880年代頃に発売されました。降霊術を崩して娯楽のために用いることを目的に発売されたものです。
ウィジャボードが用いられるようになると、ウィジャ招霊術でウィジャボード上の文字を指せるようになります。
その結果、霊が何を伝えたいのかメッセージを明確に読み取れるようになりました。
そこから、ウィジャ招霊術は流行するようになり、日本のコックリさんの起源にもなっています。
ウィジャ招霊術のやり方
ウィジャ招霊術のやり方は以下のステップの通りです。
- 準備をする
- ボードに指を当てて質問をする
- メッセージを読み取る
- 霊に感謝をする
ウィジャ招霊術をやりたいならば、まずは準備をしましょう。
ウィジャボードを用意して、平らな机の上など安定した場所に設置します。誰にも邪魔されず静かで落ち着いた環境が理想的です。通常は2人で使用するのですが、多くの人数で行うこともできます。
やり方はシンプルであり、ボードに指を当てた状態で質問をするだけです。
質問をするごとに指がボードの上を移動していくため、そこに生じたメッセージを読み取ります。
終了する場合は、最後にきちんと感謝を示し、呼び出した霊や精霊を元の場所へ帰しましょう。
ウィジャ招霊術で実際に起きた事件
ウィジャ招霊術を行ってさまざまな事件が起きたケースがあります。どのような事件があったのか紹介します。
少女28人が病院へ搬送
2023年の2月末に南米のコロンビアで少女28人が病院へ搬送される騒ぎがありました。事件が起きたのはコロンビアのスクレ県ガラレスです。ウィジャボードを使った少女たち28人が失神して病院に運ばれました。
学校の教室でウィジャボードを使って遊んでいたところ、少女が次々と失神したのです。緊急警報ベルが鳴らされ、学校の職員が駆けつけたため、倒れた少女たちは次々と病院に搬送され入院しました。
子どもたちの中には「魔女に触られた」「金髪の悪魔を見た」と主張する生徒がいます。さまざまな噂が飛び交っていて、集団ヒステリーが原因で子どもたちが失神したのではないかと専門家は結論づけました。
コロンビアで36人が失神や痙攣を引き起こす
2023年7月に入って、またしてもコロンビアで事件が起きています。36人もの少年少女がウィジャボードを使った後に原因不明の失神や痙攣を引き起こして病院に搬送されたのです。
1人の少女がもがき苦しみ始めたところ、他の生徒も次々と苦しみだしたそうです。
最終的には36人がみんな同じ状態に陥りました。ウィジャ招霊術のせいで起きたと噂されています。保護者からは子どもたちがウィジャ招霊術を使用することを禁止させろとの声があがっています。
ウィジャ招霊術には注意が必要!
ウィジャ招霊術はコックリさんの起源といえる存在であり、興味を持つ人はたくさんいるでしょう。
しかし、軽はずみに行ってしまうと体調不良を起こして病院に搬送される危険性もあります。
ウィジャ招霊術は正しい方法で行い、安全対策には十分に注意することを意識してください。
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